プロテインの必要性
近年では、アスリートやウェイトトレーニングを行う人だけでなく、ダイエット中の女性や健康に気をつかう高齢者など、様々な人がプロテインパウダーを飲むようになりました。
プロテインを日本語に訳すとタンパク質。3大栄養素のひとつです。筋肉はもちろん、内臓、爪や皮膚、髪の毛などの組織を作る、主な材料がタンパク質です。
食事制限などでダイエットを行う際も、タンパク質が足りていないと筋肉が減ってしまい、いわゆるリバウンドしやすいカラダになってしまいます。
このように体にとって非常に大切な栄養素であるタンパク質。1日の必要量は年齢や運動習慣などにより変わりますが、およそ体重×0.8~2.0gと言われており、必要量を食事だけで摂取しようとするのは難しく、取れたとしても同時にカロリーや脂質も多く摂取してしまう傾向があります。肉類や乳製品などのタンパク質を多く含む食品は、高カロリー・高脂質であることが多い為です。
もちろん高タンパク質で低カロリー・低脂質な食品もありますが、毎日毎食ごとに、計算して食品を選び、調味料などにも気をつけながら料理をしていただく…というのは大変。
そこで手軽にタンパク質補給ができるプロテインパウダーが注目され始め、「プロテイン=スポーツ選手や筋トレをする人が飲むもの」ではなくなり、様々な人が日常生活にプロテインパウダーを取り入れるようになりました。
プロテインは一般的に、原材料の違いにより大きく3種類に分類され、それぞれに特性があります。
ホエイプロテイン
- 牛乳より作られる
- 必須アミノ酸BCAAが多く含まれている
- 体への吸収がスムーズ(約2時間)
ソイプロテイン
- 大豆より作られる
- 植物性タンパク質を摂取できる
- イソフラボンの効果が期待できる
- 体への吸収が比較的ゆっくり(約5~6時間)
- 満腹感が持続
カゼインプロテイン
- 牛乳より作られる
- カルシウムが多く含まれている
- 体への吸収がゆっくり(約7~8時間)
- 満腹感が持続
3種混合のメリット
よく耳にする、「運動やトレーニングを行った後にはホエイ」「就寝前にはソイやカゼイン」などの、“タイミングに応じて摂取するプロテインの種類を変える”話は、主に体への吸収スピードの違いを考えられたものです。もちろん、「種類を変えなければプロテインを飲んでも意味がない!」というわけではありません。例えば運動後にソイやカゼインプロテインを摂取した場合も、当然カラダづくりへの効果は期待できます。ですが、酷使したカラダの為に早めの栄養補給が必要な運動やトレーニング後は、やはり吸収がスムーズなホエイプロテインを摂取した方が、より効果が期待できるのです。
とはいえ、「複数のプロテインを常備して飲み分けるなんて面倒…」という人も多いのではないでしょうか。そこでgraceは、ホエイ、ソイ、カゼイン、3種類のプロテインを同比率で配合し、この吸収スピードの違いによる互いのデメリットを払拭しました。「すぐに栄養補給ができ、その後も長時間持続される」という効果が期待できます。
吸収スピードの違いによるデメリットだけで言えば、例えばホエイとカゼインプロテイン、2種混合でも払拭できますが、あえてソイプロテインも配合した理由は、植物性タンパク質も摂取できるというバランス面を考慮したことと、大豆の栄養素による健康や若々しさ維持への効果を期待した為です。
また、タンパク質に関する研究が進んでいる海外では、近年3種混合プロテインが非常に注目されており、様々な研究結果も発表されているようです。
参照元:Journal of Applied Physiology